青森県民藝協会は、初代会長相馬貞三により1942年(昭和17年)8月に設立されました。
会は「柳宗悦提唱にかかわる工芸理論に基づき、青森県をその活動基盤に置き、広く工芸文化に貢献する」ことを目的としており、この趣旨によって活動しています。
ご賛同の方のご入会をお待ちしています。
【会の主な活動】
(1)くらしの美行事「民芸品の展示」
(2)民芸鑑賞会
(3)会報「みちのく民芸」発行
●年会費
・正会員 5,000円
・家族会員 3,500円
・法人・団体会員 5,000円
【お問い合わせ先】 青森県民藝協会事務局
〒036-8232 青森県弘前市城南2-1-2 竹内和男方
電話:0172-33-6877
●日本民藝協会 ●日本民藝館
●會田秀明青森県民藝協会会長講演「民藝とはなにか」
(平成23年2月5日 青森県立郷土館「土曜セミナー」)
Muzicons.com
●會田秀明青森県民藝協会会長講演「民藝から学ぶ」
(平成23年7月2日 青森県立郷土館「土曜セミナー」)
民芸とは
「民衆の工芸」を縮めた言葉。柳宗悦は1926年「日本民芸美術館設立趣意書」を発表し、民芸運動の核をつくった。伝統的な工芸の領域で若い作家たちが用の美を主張して、新しい表現を模索したのに対し、日常生活の生み出した道具(用)から美を再発見するとという逆の方向をとったのが柳宗悦の「民芸」運動だった。
柳は伝統工芸のように支配階級の使ってきたものではなく、民衆の使ってきた日常的工芸、つまり民芸にこそつかわれてきたことの美しさがあるとした。こうした視点は、自国の民衆の再発見を意味する。
さらに柳の視点は、生産者のものではなく、使う側のものであった。また、生活の道具の総合的美学を持っていたという点において、日本のモダンデザインのなかでもっとも総合性のあるものであった。
柳を中心とした民芸の運動には、河井寛次郎、 濱田庄司、富本憲吉、黒田辰秋、棟方志功、青田五良、柳悦孝、バーナード・リーチたちが参加していった。
(「現代デザイン辞典」 (株)平凡社より抜粋)