追悼の辞………………………………………………佐々木藤雄 3
安行期の社会について………………………………飯塚博和 7
追悼文………………………利根川章彦・菅谷通保・江原英
大塚達朗・鈴木徳雄 15
埼玉県白川型石斧の再検討…………………………岡本孝之 31
鱗状短沈線文土器に関する覚書……………………百瀬忠幸 65
松本平における縄文中・後画期の様相……………桐原 健 77
南久和氏へ答える……………………………………小林謙一 86
捏造事件と埋蔵文化財を結ぶもの…………………山村貴輝 90
広瀬和雄『日本考古学の通説を疑う』を疑う……佐々木藤雄 105
飯塚博和氏年譜・著作目録………………………………………… 125
編集後記……………………………………………………………… 132
考古学的な方法を大きな核としながら、参加する個々人の自由な視点と主体的な立場からの共同体論の根源的な索求を模索する共同体研究会が発足をみたのは、学問的営為のもつ意味がなお真剣に問われていた一九七三年八月のことであった。翌一九七四年九月には待望の会誌も創刊され、既成の固定化された常識や観念が封印してきた歴史の新しい像、異形の相貌を照射する『異貌」は、一時的な休刊をはさみながらも、この二〇〇四年で二二号の刊行にまで漕ぎつけることになった。この間、『異貌』に掲載されることになった論文は約一二〇編、執筆者は三〇名以上にのぼり、同様の志をもつ多くの雑誌が発刊、あるいは廃刊される中で、いささかの貢献を共同体論に果たしてきたものと自負する。
共同体研究会代表 佐々木藤雄 |
体裁等:A5版 132ページ 2200円 送料210円
申込先:郵便番号248-0014 鎌倉市由比ガ浜4-6-17-2H 佐々木藤雄気付 共同体研究会宛
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1〜5号合冊 364ページ 4800円 送料380円
●11号 140ページ 1600円 送料200円
北関東地方弥生時代後期の竪穴住居跡(2)、韓国隆起文土器論、住居配置の規則性と単位集団の構成、縄文人の死産児、方形柱穴列と縄文時代の集落
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土器型式の時間幅、陳顕明伝徐説、韓国隆起文土器の系譜と年代、北関東地方弥生時代後期の竪穴住居跡(3)、文様系統論の深化に向けて、縄文時代の家族構成とその性格
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桃と栗、小田原式土器再考、縄文遺跡における廃棄行為の復元と試み、和島集落論と考古学の新しい流れ−漂流する縄文時代集落論
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考古科学としての考古学、出土土器量からみた縄文集落規模の比較のためのサイドノート、小田原式土器再考(続)、幻想回帰近江の人麻呂、水野集落論と弥生時代集落論(上)−侵食される縄文時代集落論
●15号 134ページ 1900円 送料200円
最後の白河型石器、「弥生時代における戦争」に関する一連の論文について、竪穴住居跡のライフサイクルの理解のために、
大越式土器小論、水野集落論と弥生時代集落論(下)−侵食される縄文時代集落論
●16号 68ページ 1300円 送料200円
外土塁環濠集落の性格、古海式二題、縄紋人の精神世界に関する研究ノート、北の文明・南の文明(上)−虚構の中の縄文時代集落論
●17号 90ページ 1700円 送料200円
現代考古学の認識論的基礎づけ、縄紋式草創期「か文土器」問題の超克、板橋区四葉地区遺跡縄文時代編追記、北の文明・南の文明(下)−虚構の中の縄文時代集落論
●18号 108ページ 1400円 送料200円
異系統土器論としてのキメラ土器論−滋賀里遺跡出土土器の再吟味、イエと墓、竪穴住居重複関係の研究、スリー・ランカ古代土器の基礎的把握、縄文的社会像の再構成−二つの「新しい縄文観」のはざまで
●19号 70ページ 1900円 送料200円
安斎正人「前期旧石器捏造問題に関する私見」、山村貴輝「藤村新一事件の所感」、佐々木藤雄「日本考古学が火だるまになった日」、周東一也「基底文化論小考」、飯塚博和「飾られない壺 飾られる壺」、佐々木藤雄「環状列石と地域共同体」
●20号 128ページ 2200円 送料240円
谷口康浩「縄文早期のはじまる頃」
大塚達朗「いわゆる顔面付土版の再評価」
小林謙一「南久和『編年-その方法と実際-』」
桐原 健「縄文中期中葉土器の縄文」 山村貴輝「藤村新一事件のその後」
周東一也「アジアにおけるボランティア的概念の発生とその展開」
佐々木藤雄「環状列石と環状周堤墓」
●21号 130ページ 2200円 送料240円
大貫静夫 石包丁は日本海を渡ったか、 大塚達朗 縄紋土器と粘土工芸 「土器型式の細別」の再考、 桐原 健 正面性のある土器の時代、 山村 貴輝 「激動の埋蔵文化財行政」が提起するもの、 百瀬忠幸 中信地域における唐草文系土器の成立と展開 殿村遺跡再考I、 山本典幸 東京都郷田原遺跡の長方形大型住居のもつ社会的な意味、 佐々木藤雄
柄鏡形敷石住居址と環状列石